ルンバ i3+ vs Anker Eufy RoboVac 11S|ペット対応力を実機比較

ルンバ i3+ vs Anker Eufy RoboVac 11S|ペット対応力を実機比較


ペットを飼っている家庭でロボット掃除機の購入を検討する際、最も悩むのが「ルンバ i3+」と「Anker Eufy RoboVac 11S」の選択です。価格差は約3万円ありますが、その差は本当に価値があるのでしょうか?

今回は実際に両製品を3ヶ月間使用し、ペット対応力を中心に徹底比較しました。

製品スペック比較表

スペックルンバ i3+Eufy RoboVac 11S
価格49,800円19,800円
吸引力10倍(標準比)1300Pa
ダストボックス容量400ml + 自動ゴミ収集600ml
稼働時間最大75分最大100分
マッピング機能○(規則正しい清掃)×(ランダム走行)
アプリ対応×(リモコンのみ)
本体サイズ34.2×9.2cm32.5×7.2cm
重量3.2kg2.65kg

ペット対応力を5つの観点から比較

1. ペットの毛の吸引力

ルンバ i3+の場合

  • デュアルアクションブラシが毛を効率的に巻き取る
  • 強力な吸引力でカーペットの奥の毛まで除去
  • 長毛種の抜け毛もしっかりキャッチ

Eufy RoboVac 11Sの場合

  • 1300Paの吸引力でフローリングの毛は問題なく吸引
  • カーペット上の毛は取り残しがある
  • 軽い毛は吸引できるが、絡まった毛は苦手

吸引力

ルンバ i3+
9.5/10 ★★★★☆
Eufy RoboVac 11S
7/10 ★★★☆☆
総合評価 8.3/10 ★★★★☆

2. ブラシへの毛の絡まりにくさ

ルンバ i3+の場合

  • ゴム製デュアルアクションブラシで絡まりにくい
  • メンテナンス頻度:2週間に1回程度
  • ブラシの取り外しも簡単

Eufy RoboVac 11Sの場合

  • 従来型のブラシで毛が絡まりやすい
  • メンテナンス頻度:週2〜3回必要
  • 絡まった毛の除去に時間がかかる

3. 自動ゴミ収集機能の有無

これは決定的な違いです。

ルンバ i3+の自動ゴミ収集

クリーンベース(自動ゴミ収集機)により最大60日間ゴミ捨て不要。ペットの毛で頻繁にダストボックスが満杯になる問題を解決

  • アレルゲンをブロックする紙パック
  • ゴミ捨て時の毛の飛散を防止
  • 手を汚さずに処理可能

一方、Eufy RoboVac 11Sは手動でのゴミ捨てが必要で、ペットがいる家庭では2〜3日に1回の頻度でメンテナンスが必要です。

4. 運転音とペットの反応

実測値比較

  • ルンバ i3+:通常モード58dB、パワフルモード65dB
  • Eufy RoboVac 11S:通常モード55dB、MAXモード60dB

どちらも掃除機としては静かですが、Eufyの方がやや静音です。ただし、我が家の猫2匹はどちらにも1週間程度で慣れました。

ルンバとEufyの実機比較

5. 障害物回避とペット対応

ルンバ i3+の場合

  • 規則正しい走行パターンで効率的
  • ペットのおもちゃは押してしまうことがある
  • アプリで進入禁止エリアを設定可能

Eufy RoboVac 11Sの場合

  • ランダム走行で同じ場所を何度も通る
  • 軽い障害物は押してしまう
  • エリア制限は物理的なテープが必要

価格差3万円の価値はあるか?

メリット・デメリット

👍 メリット

  • 自動ゴミ収集で手間が大幅削減(ルンバ)
  • 強力な吸引力でペットの毛を確実に除去(ルンバ)
  • アプリ連携で外出先からも操作可能(ルンバ)
  • 初期投資が安い(Eufy)
  • 本体が薄くて家具の下に入りやすい(Eufy)

👎 デメリット

  • 初期投資が高い(ルンバ)
  • 本体サイズが大きい(ルンバ)
  • 手動メンテナンスが頻繁(Eufy)
  • カーペットの清掃力が劣る(Eufy)

使用シーン別おすすめ

ルンバ i3+がおすすめの家庭

  1. 多頭飼いの家庭

    • 毛の量が多く、頻繁なゴミ捨てが負担
    • 自動ゴミ収集機能が大活躍
  2. 共働き・忙しい家庭

    • メンテナンスの時間を最小限にしたい
    • スケジュール機能で完全自動化
  3. アレルギー体質の方がいる家庭

    • クリーンベースでアレルゲンをブロック
    • ゴミ捨て時の毛の飛散を防止

Eufy RoboVac 11Sがおすすめの家庭

  1. 単頭飼い・小型犬の家庭

    • 毛の量が少なめで管理しやすい
    • コストパフォーマンス重視
  2. フローリング中心の家

    • カーペットが少ない環境
    • 基本的な清掃で十分
  3. 初めてロボット掃除機を試す家庭

    • 低価格で導入しやすい
    • 基本性能を確認してから上位機種へ

実際に両方使ってみた結論

3ヶ月間の使用を経て、我が家(猫2匹飼い)では**ルンバ i3+**を選びました。

決め手となったのは以下の3点です:

  1. 自動ゴミ収集の快適さ

    • 2ヶ月に1回の紙パック交換だけで済む
    • 毎日のゴミ捨てストレスから解放
  2. 確実な清掃力

    • カーペットの奥の毛まで吸引
    • 1回の清掃で満足できる仕上がり
  3. トータルコストで考えるとお得

    • メンテナンスの手間を時給換算すると価格差は妥当
    • 長期使用を考えると耐久性も重要

ただし、Eufy RoboVac 11Sも決して悪い製品ではありません。予算重視で、メンテナンスを苦に感じない方には十分おすすめできます。

まとめ:あなたに最適なのはどちら?

ルンバ i3+を選ぶべき人

  • ペットの毛の量が多い(多頭飼い・大型犬)
  • メンテナンスの手間を最小限にしたい
  • 長期的な使用を考えている
  • アプリ連携機能を活用したい

Eufy RoboVac 11Sを選ぶべき人

  • 初期投資を抑えたい
  • ペットの毛の量が少なめ
  • フローリング中心の住環境
  • シンプルな操作を好む

どちらを選んでも、ペットとの生活がより快適になることは間違いありません。あなたのライフスタイルと予算に合わせて、最適な1台を選んでください。

ペット対応ロボット掃除機の選び方まとめ

より詳しいペット対応ロボット掃除機の選び方は、「ペットがいる家庭向けロボット掃除機完全ガイド2025」をご覧ください。